成都パンダ基地行は、また成都ジャイアントパンダ繁殖センターは、成都市の北部郊外(市内から約10km)の斧頭山に位置していて、広いパンダ道によって繋がっています。ここは国内でパンダなどの貴重で、かつ絶滅に瀕する野生動物を保護するために設置された主なセンターの一つです。年間を通して、ジャイアントパンダ、レッサーパンダ、鶴、コウノトリ、ガチョウ、オシドリ、クジャク、白鳥などの動物を飼育しています。緑に恵まれ、空気も新鮮なセンター内には、大自然的の野外風景と人工的な景観がバランスよく調和して、各種類の絶滅危惧種の動物が、のんびりと生活しています。
成都ジャイアントパンダ繁殖センターでは、各種のパンダの繁殖に必要な施設が揃っています。動物の飼育室、飼料室、治療室、パンダ記念館、研究用の建物が建てられ、またパンダの食糧用としての竹と灌木(かんぼく、丈の低い木本植物。)も植えています。記念館内には、各種の貴重な写真が800枚余りを展示し、四川省各地から採集した動物の標本2000種余りも展示されています。人工的な繁殖によってパンダの個体数を増やして、野外で暮らす訓練と一定の適応期間の経過後、大自然に復帰させることを目的として、成都ジャイアントパンダ繁殖センターが設置されています。これらの活動によって、パンダの種の保存を維持し、さらに高め、この生物の生存に尽力して最終的に人間と共存することができます。