成都パンダ繁育研究基地は成都市北部の斧頭山の麓に位置し、敷地面積が 200 ヘクタール、1987 年に設立されました。成都パンダ基地)は、市内中心部から15km、成都双流国際空港から30km、四川省成都市成華区パンダ大通り1375号に位置しています。世界的に有名なジャイアントパンダ域外保全基地、科学研究・繁殖基地及び観光基地で、3.07平方キロの敷地面積を有しています。「ジャイアントパンダ域外保全生態示範プロジェクト」として、ジャイアントパンダやレッサーパンダなどの中国固有の絶滅危惧動物保護と繁殖で世界中に知られています。ここは、緑豊かなの山と水面は鏡のような清い水があり、鬱蒼とした森林は百鳥の鳴き声で満ちています。「国宝の自然の楽園、私たちの世外桃源」として知られています。
成都パンダ基地は80年代、飢えていたり、病気や怪我をしていた6頭の野生の個体から始まりました。科学技術を駆使し野外からの捕獲なしで、2020年末現在、ジャイアントパンダの飼育個体数は215頭にまで達し、世界最大の飼育ジャイアントパンダ個体群を有しています。成都パンダ基地は、ジャイアントパンダの人工飼育と管理、繁殖と哺育、疾病予防・コントロール、個体群の遺伝子管理などの難題を克服してきました。また、多くの技術的難関も突破してきました。その結果、多くの独創的な科学研究成果を生み出し、72項目の各レベルの科学研究成果を取得し、国内外の有名な雑誌に400篇余りの学術論文を発表、また、国家発明特許は30項目に及びます。
成都パンダ基地は、ジャイアントパンダ産室、ジャイアントパンダ飼育エリア、科学研究センター、ジャイアントパンダ病院などが整然と配置され、豪華なジャイアントパンダコテージは山林にゆったりと配置され、異なる年齢のジャイアントパンダたちが、一堂に仲良く生息しています。1998年、世界観光機関(UNWTO)によって世界自然遺産の九寨溝と同じく有名である幻想的な別世界として評価され、2006年には中国国家4A級観光地に選ばれました。パンダだけなく他にもレッサーパンダやタンチョウヅルなど絶滅の恐れのある希少動物全般を対象として研究繁殖を行っています。赤ちゃんパンダがいるときは保育器に入った赤ちゃんパンダを間近に見ることができます。