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ギャンツェのパラ荘園観光案内
   

パイラ荘園はギャンツェ(江孜)の南西部にある年楚河の沿岸部に再建された荘園です。ギャンツェ(江孜)から4キロ離れている班久倫布村にあり、チベットで最も完全な形で保存された隷主荘園で、チベットの最も有名な12荘園の一つとして名が知られています。そこには貴族と農奴の「雲泥の差」のような生活実態を反映したかつてのチベットの縮図を見ることができます。

荘園の構築
荘園の本館は土塀で囲った中庭をもつ建築群からなり、領主が生活している三階の建物を中心に、南には家事用の二階の建物があり、殘りの3方向を鬱蒼とした園林が覆い、突き固められた土壁で外と離れていました。

東の園林に領主の食事を手配する台所「加色康」(百種の料理の意)と、領主が夏冬に避寒避暑する建築物「古則学」(インド語、応接室の意)が建てられ、この二つの建築物は本館と繋がり、小さな庭を作っています。

北側荘園は荘園の東門となり、領主のパイラはギャンツェ宗山と白居寺に行く時、いつもこの門から出入りしていたそうです。北の園林の真ん中に亭があり、領主の飲酒の場として、周りは石に囲まれ、小道は玉石に敷かれ、そして高くそびえる白楊と互いに引き立て合い、まさに別天地のようです

昔領主が使った生活の器具や仏具が多く残されています。飾り付けの一番いい部屋は応接室もしくは念仏室に使われていたそうです。領主の寝室の北側に応接室があり、園林の中の「古則学」と向かい合っています。この部屋は領主が中央政府の驻藏役人、インドのビジネスマン、チベット軍人や近隣の領主を接待するところでした。