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黄龍観光案内
   

黄龍景勝地は中国四川省アバチベット族チャン族自治州松潘県の岷山山脈南部に位置し、その山脈の最高峰である雪宝頂は標高5588m、年間を通して雪に覆われ、中国国内に現存する氷河の最東端であります。総面積700平方、外周保護地帯640平方、独特の生態環境でジャイアントパンダや金糸猴等の貴重な生息地でもあります。黄龍は色鮮やかな池、雪山、峡谷、森と言った「四絶」で有名です。連なる石灰華地表はまるで森や雪山の間を曲がりくねり昇る黄色い龍のようです。その景観は奇妙であり峻拨、雄大、野性的で世界でもまれに見る奇観、地上の「瑶池」(伝説中の美しい池)とも絶賛されています。

1982年10月、国家級景勝地として国務院(中国の中央政府)に認定。1992年12月、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録。1997年、国連「人間と生物圏計画」の「生物圏保存地域」に指定される。2001年2月、Green Globe 21の認証(ISO14001環境マネジメントシステム認証よりも観光業に適した国際標準評価基準。持続可能なエコツーリズムを目指す基準である)を取得し、現在では世界レベル三冠達成の景勝地になっています。

景観の特徴としては雄大な山岳や峡谷、草原、森と独特の民族風景、豊富な動植物資源などが挙げられます。3600mにわたって連なる石灰華地表、長さ1300mの黄龍最大の石灰華層、3400もの湖沼、高いところで7.2mもある石灰華段丘、高さ93.2mのトラバーチン化滝「ザド」など、これらのものは全て中国一とされています。

迎賓彩池
黄龍景勝区に入って最初に見えるのがエメラルドグリーンの水面を湛える「迎賓彩池」です。巧みに配置された棚田に大きさまちまちの池ができ、その水は色彩豊かです。

飛瀑流輝
高低差10m、幅60mの棚田状の滝です。滝の裏側にある崖は黄金色に輝く片状石灰華に覆われ、夕日と相まって色々な色を発します。

洗身洞(鍾乳洞)
幅40mほどの石灰華岩壁の下にあります。鍾乳洞の高さは1m、幅1.5mあり中に1mくらいの所ではクリーム色と乳白色の鍾乳石がたくさん見られます。

金沙舗地
炭酸塩類が沈殿しできた黄金色の石灰華層の上を流れる川で太陽の光のもとでは金色に輝き、まるで龍のウロコを彷彿とさせる黄龍の稀に見る奇観の一つです。

盆景池
100もの池からなる棚田状の池群です。池底は黄色、白、褐色、茶色と様々に変化するように見えます。透き通った池のあちこちに木や石、花、水草などがあり、巨大な天然の盆栽のようです。

争艶池
658の色鮮やかな池が集まり形成されています。ゴールド、エメラルドグリーン、ワインレッド、オレンジ、、、など色とりどりで、その規模や色合いは世界一の露天石灰華段といえるでしょう。

黄龍洞(鍾乳洞)
鍾乳洞を10mぐらい入ったところに高さ30m、幅20m、長さ50m、広さ数千㎡ほどのホールのようなところがあり内部は色も形も様々な鍾乳石で溢れています。

五彩池
693もの池からなる「五彩池」は総面積2.1万㎡、黄龍最大の石灰華段です。池の石灰華壁は低いため水は溢れ流れ、色彩鮮やかで「玉盤」と譬えられています。太陽の光にさらされ赤、紫、青、白など水面がさまざまな色に変化し、この美を極めたさまは地上の「瑶池」と絶賛されています。黄龍で最も不思議で美しく黄龍風景の代表ともいえるでしょう。

黄龍寺
別名を雪山寺といい建物は前方、中央、後方と分かれており各寺間の距離は2.5kmあります。前方の寺は遺跡しか残らず、中央の寺は仏教の寺院で総じて五つの仏堂があります。後方の寺は壮観で、また道教の寺院に属しています。明代に建造され500年もの間、風雪に耐えています。