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チベット族丹巴美人谷観光案内
   

美人谷は四川甘孜州丹巴県に位置し、大金川、小金川、革什扎河、東谷河と大渡河の5つの川が交差するところにあります。美人は、地理環境や気候、水土、人種と関係があるかもしれません。美人谷で最も有名なのは町から約30キロ離れた巴底郷の鄒山村です。ここでは雪山、草原、海子、温泉、大河、蔵寨、トーチカ、−寺などの自然、人文景観が豊富で多様です。美人谷の女の子は、田舎にいても山を出ても、ほとんどピンクをつけず、派手な服を着て装う必要はありません。天生麗質は時代に包装され、その佳人の原質をより際立たせています。東女国の宮殿跡(美人谷/邛山村)は古来から美人を多く輩出してきた丹巴(たんぱ・ロンタク)の「美人谷」。近年一躍脚光を浴び観光地化が進んでいますが、観光地化されていない集落や、橋や道路がなかった時代に集落と集落を結んでいた峠越えの道にご案内いたします。訪れる人の少ない丹巴の集落を、こだわりを持って時間をかけて歩きます。

丹巴の中心地・県城ではなく、あえて、中路郷に2連泊。神山「墨尔多」(モルド山/4,850m)に抱かれた天空の村の滞在をお楽しみいただきます。4月は梨の花、5月は新緑、そして10月は紅葉と四季を通じて異なる風景が広がります。中路郷から梭坡郷までは峠越えの道が残っており、いまなお利用されています。この道をたどり、この地に暮らす人々の生活を垣間見ます。また、神山「墨尔多」と白い石(石英)を崇め、コノテガシワを燃やす白煙に神が舞いおりると伝えられる文化・信仰に迫まります。

「千碉古国」丹巴の様々な石碉を見学
四川省に住む嘉絨蔵(ギャロンチベット)族の集落には、外敵の襲来に備え、砦の役割となる石碉(せきちょう/カル)と呼ばれる塔が造られてきました。中でもこの丹巴は「千碉古国」と称されるほど、石碉が多く密集して建てられた地域です。石碉は住居と連結したものと単独で建てられたものとがあり、平常時は貯蔵庫として使われました。形状は四角形が一般的ですが、丹巴では、五角形、八角形の他、十三角形など、珍しい形のものも見られます。ツアーでは丹巴の村々を歩き、様々なタイプの石碉を見学します。

シャンシュン王国と女王の谷ギャロン 東女国の古都
ボン教発祥の地とされるシャンシュン王国は、かつて西チベットのカイラス山麓一帯を統治した女王国でした。7世紀に入り吐蕃王国(チベット)に滅ぼされると、この時、戦禍を逃れた人々は東に移動し、当時、丹巴の中心に栄えた東女国(ギャロン)と呼ばれる地域に定住したとされています。ギャロンとは「女王の谷」という意味で、ここにもまた女王国が栄えました。また、この地域から美人が多く輩出されてきたとされる所以の一つには、13世紀に西夏王朝が滅んだ際、皇室の妃たちが寧夏から東女国に逃れ、移り住んだからだともいわれています。

チベット嘉絨蔵族の女性
丹巴の中心地・県城から12キロ。標高2,200~2,600mの山腹の台地上に位置し、天空の村と呼ばれる中路郷。神山「墨尔多」(モルド山/4,850m)が正面に聳え、豊かな自然に囲まれた村には四季折々の風景が広がります。ツアーではこの中路郷に2連泊し、ゆったりと集落の散策をお楽しみいただきます。