シルクロードの蘭州市で、100年以上も蘭州牛肉麺を提供している『馬子禄(マーズルー)』は、数ある蘭州ラーメン店の中から唯一、中国政府から中華老舗ブランドとして認定され、本物の老舗だけが持っている称号「中華老字号」。シルクロードの蘭州市で100年以上も蘭州牛肉麺を提供している『馬子禄(マーズルー)』は、数ある蘭州ラーメン店の中から唯一、「中華老字号」に認定されています。CCTVが製作するグルメドキュメンタリー『舌尖上的中国(舌の上で味わう中国)』に、この番組は、中国各地の豊かな食の伝統と、広い範囲にわたる地域の多様性を詳しく紹介していて、とても人気を博している番組で、「馬子禄」が出ました。蘭州牛肉ラーメンと蘭州コンソメ牛肉麺は、「中国の十大ラーメン」の一つで、甘粛省蘭州地区の風味スナック。蘭州牛肉面は蘭州市の伝統的な地方料理です。清の時代、回族の爺ちゃんの馬保子が始めて作り、百年ぐらいの時間で、この麺は金城で名がよく知られるようになります。
「蘭州拉麺」は別名「牛肉麺(ニュウロウミェン)」。牛骨や牛肉を長時間煮込んで作ったスープに牛肉の煮込みが少々入っているので牛肉麺です。蘭州人にとって牛肉麺はふるさとの味そのもの。蘭州人なら、誰もが自分の家の近所にお気に入りの牛肉麺のお店があると言われるほどです。さて、牛肉麺にとって重要なのは「一清、二白、三紅、四緑、五黄」だと言われています。清は透き通ったスープ、白は大根、紅は辣油、緑は香菜、黄はかすかに黄味がかった麺のことです。牛肉ラーメンの発祥の地として、「馬子禄牛肉面」は蘭州でとても有名な店で、百年歴史を持ち、数軒のチェーン店があります。蘭州牛肉ラーメンを食べさせる店には、ランクがあり一級や二級といったプレートが店内に飾られています。馬子禄牛肉面は、「特級」とされています。
蘭州ラーメンは、牛骨や牛肉を10種類以上のスパイスと一緒に長時間煮込んで作ったスープと、職人が小麦粉の生地を手で延ばして手打ちする麺、牛肉、手作りラー油にパクチーと葉ニンニクといったトッピングが特徴のラーメン。
蘭州ラーメンの特徴
新ジャンルのスープ
牛骨や牛肉を10種類以上のスパイスと、一緒に長時間煮込んで作ったスープ。
牛の凝縮された旨味と薬膳スパイスの香りが食欲をそそります。
職人の手打ち麺
職人が小麦粉の生地を手で延ばして手打ちする麺。注文が入ってから手打ちするため、細麺、平麺、三角麺など好みの太さの麺が選べます。
味を引き立たせるトッピング
牛肉、大根、手作りラー油にパクチーと葉ニンニクを散らして、ラーメンを彩ります。
一口食べると、何ともいえない幸せな感じが口に広がります。
蘭州ラーメン、馬子禄牛肉麺総店
蘭州市城関区大众巷86号
「蘭州牛肉麺」の麺打ち体験ツアー
蘭州-お店で「蘭州牛肉麺」の麺打ち体験
母なる大河、黄河が流れる都市蘭州。シルクロードの中継地であるこの町は、回族も多く暮らしています。回族の多くは漢語を母語としていますが、食生活、日常の生活もイスラム教の教えを基にしています。男性は小さな白い帽子を被っている方も多く、一目でムスリムの方と分かります。
そんなムスリムの方は、ご存知の通り豚肉は食べませんが、蘭州の町は「牛肉麺」屋がとにかく多い!ムスリムの方も、それ以外の方にも人気の日常食です。町中の人気の食堂は、早朝から営業し、昼過ぎには完売となるお店もあるくらいです。今回蘭州での目玉は、実際にお店で麺打ち体験を行うというもの。お店の人から、手順を教えてもらい、生地をこねて、延ばして、麺を作ってみましょう。実際あっという間の作業ですが、自分で延ばした麺は一段と美味しさも増すはずです。