ポタラ宮はチベットの代表的な建築であり、世界遺産の一つでもあります。ポタラ宮最初は7世紀の吐蕃時代に建造されたものである。歴代のダライラマの「冬宮」(冬の住まい)であり、政教一致の権力の中心でした。チベットで現存している宮殿式の建築群の中で一番大きく、一番整ったもので、世界でもっとも標高が高いところにある大型の古代宮殿です。ポタラ宮にはチベット建築、絵画、宗教芸術の新髄が現れています。ポタラ宮はラサ市の中心にある紅山にあります。この名は山の土が赤いことからきています。宮殿の面積は36万平方メートルで、建築面積は13階建てて、部屋数は2,000と言われ、大きな仏堂は34室あり、主な構造は、紅宮と白宮からなっています。
ポタラ宮を観光するとき、正門から入って白宮を見物し、それから、階段に沿って上り、順を追って正殿を見物してから、山頂にある紅宮を出て西門の出口から出るのが一般的です。中でも、聖観音殿、法王洞、西有寂円満大殿、五世ダライラマ霊塔は観光のポイントです。寂円満大殿は五世ダライラマ霊塔殿の祠であり、ポタラ宮で一番大きい殿堂です。殿堂の内壁に壁画がぎっしり描かれています。その中で一番有名なのは五世ダライラマが上京して清代の順治皇帝に朝見する壁画です。
五世ダライラマ霊塔はポタラ宮で一番大きく、一番立派な霊塔で、高さが14.85mです。菩提塔を完全に模して造られました。金で塔の外層を包み、約3721kgの黄金を使用しました。塔内に五世ダライの肉身、仏陀迦葉仏舎利、釈迦牟尼仏舎利、経書『甘珠尓』、『丹珠尓』などの宝物が収蔵されています。塔の外層には天珠、トルコ石、瑪瑙、真珠など何万個もの宝石が嵌められており、華やかで美しく壮麗で、価値が極めて高いです。