2003年9月にオープンした九寨溝神仙池風景区は、九寨溝より約75km離れています。九寨溝と黄龍の景観を併せ持つと言われますが、主に高山湖とカルシウム化した池から成っています。スケールは九寨溝や黄龍に比べるとやや小さいですが(九寨溝の5分の1、黄龍の約5分の2)、高山森林は黄龍より多いです。神仙池の入り口付近の標高は2500メートルで、頂上部は2800m、神仙池へいく途中の3900mの峠を通過します。
観の特徴としては雄大な山岳や峡谷、草原、森と独特の民族風景、豊富な動植物資源などが挙げられます。3600mにわたって連なる石灰華地表、最大の石灰華層、3100もの湖沼、高いところで7.2mもある石灰華段丘、高さ93.2mのトラバーチン化滝「ザド」など、これらのものは全て中国一とされています。風景区全体としては1200余りの湖水と大規模な竹林(数は多いですが、主な見所は4~5箇所です。)から成ります。炭酸塩類が沈殿しできた黄金色の石灰華層の上を流れる川で太陽の光のもとでは金色に輝き、まるで龍のウロコを彷彿とさせる黄龍の稀に見る奇観の一つです。 金銀灘、瑤池、仙女池、神蛙池、青龍海といった湖沼郡は、まるで輝やいている星のようです。長さ3000メートル、広さ300メートルの高山谷にそれぞれ点在しています。絡まったツタや大小さまざまな松かさなど、原始的で美しい風景を展開しており、観光客が少ないため静謐な自然の 風景を楽しめます。6月は主にアツモリソウ、ミャオソウなどは特に目立ちます。