ラプロン寺(拉卜楞寺)
ラプロン寺はチベット仏教ゲルク派の六大寺院のひとつであり、ラサのポタラ宮に次ぐ規模を誇る。別名はジャシチ寺。夏河県町の西0.5kmのところにある。後ろには龍山、前には鳳山がある、風水学で「金盆養魚」という素晴らしい宝地であり。嘉木様大師1世により1710年に創建、歴代嘉木様により修復され、現在は甘粛省、青海省、四川省では最大のチベット民族の宗教と文化の中心となっている。
ラプロン寺建築面積は82.3万㎡で、赤と黄色の城壁に囲まれ、経堂6棟、仏殿84棟、チベット式建築31棟、仏宮30棟、お堂500間、僧舎10000間。前殿では4000人収容可能。六大扎倉(学院)、十八嚢欠(大師の官舎)、十八拉康仏寺)および金塔、辨経壇、蔵経楼、印経院、経輪房(マニ房)などの建築物を有するが、寺院はチベット民族、漢民族、モンゴル民族など各民族の知恵を集めた建築技術と輝かしい宗教文化で有名である。6万冊あまりの蔵書には、哲学、密教、医薬など12種類の専門書があり、チベットでは最多数の書籍数を誇る寺院である。また、顕宗聞思学院、密教の続部下院、続部上院、時輪金剛学院、医学院等の六大学院を有する世界最大のラマ教の学府でもあり、厳格な教育のおかげで、チベット地区では優秀な宗教人材を数多く輩出している。毎年旧暦の1月4日から17日までと、6月29日から7月15日まで、大法会が行われ、特に1月13日と7月8日の法話は参拝者が多い。
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