ホーム   蘭州ツアー    シルクロードツアー    青海ツアー   西安ツアー   新疆ツアー チベットツアー  
青海湖観光案内
   

青海湖の湖畔に佇み辺りを眺めると、遠くに濃緑色の山々が見え、それらが重なり合って周囲を取り囲む。青く澄み渡った湖面は日の光を受けてキラキラと輝き、若草色の草原の中には羊の群れがまるで雲のように遊んでいる。どこまでも続くかのような湖面には静かな波と、逆さに映った雪山。所々で魚が飛び跳ね、鳥が湖の上を旋回する。青海湖の周囲には草原が広がり、浜は広く平坦で水源も充分、気候も比較的温暖なため水草が豊かに茂る。それはまさに天然の牧場地帯なのである。夏秋季の大草原はまるで緑色の絨毯のように広がり、黄金に輝く菜の花が風に誘われて香を放つ。遊牧民のテントがあちこちに広がり、牛や羊は群れを成してのんびりと雲のように流れる。朝焼けと夕焼けが人を幻想の世界に誘い、人々の心を満たして晴れ晴れとさせる。

鳥島
鳥島は青海湖の北西部にあり、長さ約150m、幅約150m。十万羽余りの渡り鳥が生息し、「鳥の世界、鳥の王国」といわれている。青海湖は西寧市から西に100キロのところにあり、面積は約4583平方キロ。中国最大で、海抜の最も高いところにある内陸の塩水湖。毎年4月には、中国の南方地域や東南アジアなど各地から鴎や白鳥、鶴、希少な黒頚鶴など十数種類の渡り鳥が繁殖のためにここを訪れ、秋になるとその年に生まれた若鳥たちを連れて南に帰っていく。中国政府もこの島に渡り鳥の保護機関を設けている。白鳥を見るなら11月から翌年の2月までの間が良いが、5月から7月までが他の渡り鳥を見るには最も良い時期だ。

海心山
海心山は仙山とも呼ばれ、青海湖の中心から南寄りのところにある。鳥島からは25キロの距離。青海湖の中に突き出た花崗岩でできた島。長さ1キロ、幅約600m、湖面から山頂までの高さは77m。湖水の侵食を受けて、島の周囲は切り立った崖になっている。山の上には廟が建ち、湖の景色と溶け合っている。また島には湧き水があって飲むこともできる。南側は岩肌が露出して険しい崖になっていて、北側、東側、西側はなだらかな砂地になっている。島は大部分が土に覆われていて、面積の50パーセントには植物が生えている。島の崖や石ころの多い湖辺には鳥類が集まって生息している。