ラサの北五キロの山麓にある。このセラ寺、デプン寺、ガンデン寺をゲルク派三大寺院と呼ぶ。その中で、最もラサ市内に近いのがセラ寺である。サラダ寺は別名「チベットの野バラ園」と呼ばれ、西暦1419年に建てられた。サラダ寺では有名な弁経現場を見ることができます。また、サラダ寺は彫刻版で印刷された初の蔵文大蔵経の秘蔵地であり、鎮寺の宝「馬頭明王唐卡仏像」を持っている。ゲルク派の学問寺であり、多くの高僧を輩出してきた。四つあった学堂のうちガクパ堂、チェーパ学堂、メーパ学堂の三つが残っている。チェーパ学堂、メーパ学堂では仏教基礎、顕教が講じられガクパ学堂ではその上のコースとしての密教が講じられている。
シャキャイェーシェーが北京から持ち帰った朱砂で書いたチベット語のカンギュル経、紫檀で彫った十六羅漢像、ツォンカパの施主であったミワン一族によって寄進された釈迦牟尼仏などを蔵セラ寺には豊富で貴重な歴史的文物が所蔵されており、セラ寺アバザ倉庫には、明朝皇帝の朱山吹から贈られた白檀香木十八羅漢が所蔵されている。セラは当時、これらの羅漢を保護するために、この羅漢と対照的に18のそっくりな泥羅漢を再構築した後、小さな白檀羅漢を泥塑像の中に入れた。また、永楽皇帝が釈迦に賜っても失われ、1410年に朱砂で刊行された北京版蔵文「甘珠爾」(現有105函)が最も貴重で、精巧に作られただけでなく、彫刻印刷術で印刷された最初の蔵文大蔵経でもある。
セラ寺の弁経活動はすでに有名で、毎日僧たちが弁経場で活躍している。神仏菩薩、唐卡壁画を見すぎたあなたは、彼らが何を言っているのか理解できませんが、弁経場のそばに座って、僧たちが神を形作って茂っている弁経を見て、それも心の浄化です。日本人であることを隠し鎖国時代のチベットに仏法を求めて潜入した河口慧海や多田等観もこの寺に滞在をしてチベット仏教を学んだ。その意味では日本にも縁の深い寺である。