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成都観光案内
   

成都は四川省中部、四川盆地の西部にある岷江の中流に位置し、平原と丘陵や山地がそれぞれ面積の半分を占めています。成都は四川省の政治、文化、経済の中心地です。成都平原は土地が肥えている上に都江堰の大型の水利施設に恵まれ、古くから物産が豊かなため「天府の国」と呼ばれてきました。成都は四川盆地の西にある川西平原に位置する四川省の省都です。また成都は中国西南地区における政治、文化、科学技術、商業貿易、金融、交通、通信の中心地でもあります。昔から「天府の国」と称されてきた成都は物産が豊富で、すばらしい気候に恵まれ、パンダの故郷や世界最古の紙幣の発行地としても知られています。成都は“肥沃で物産豊富な場所”の中心にあり、今から1500年前の晋の時代の詩人「左思」も心から賞賛の言葉を残しています。また中国の“詩仙”「李白」と“詩聖”「杜甫」は、この美しい姿を持つ都市?成都を謳歌して日々を過ごしていました。成都には素晴らしい美貌と魅力があり、多くの文人墨客が名句を残されたくさんの英雄?豪傑がこの成都から輩出されました。交通の面でも成都の双流国際空港は中国6大空港の1つに数えられ、成都駅も中国西南において最大の旅客ターミナルとして四川旅行の最大の交通都市となっています。ほかにも成都からは宝鶏、重慶、昆明の各方面に向けて鉄道路線が延びています。さらに長江に沿って下ると三峡へ行くことができ、西には神秘に包まれたチベット、自然美の九寨溝、黄竜寺などの名所が広がり、成都周辺では峨嵋山や楽山大仏などの観光スポットが注目を集め、成都は四川旅行でそれら名所を巡るために重要な都市として機能しています。

成都は四川省の省都をとして、いくつかの王朝が都を置いてきたが、やはり有名なのは三国時代、劉備や諸葛孔明が活躍でした。いちばんの見どころは杜甫草堂と武侯祠、杜甫草堂は唐代の詩人杜甫が住んだ庵を建て直したもので、修復のたびに規模を拡大ました。長安を逃れ、放浪生活を余儀なくされた杜甫がここに居を構えたのは約4年間でした。その間に200以上の作品を残しています。武侯祠は諸葛孔明を祀った祠堂で、のちに君主である劉備を祀った昭烈祠と合併されましたが、孔明を敬愛する人々が武侯祠と呼ぶようになりました。郊外にも2300年前の水利施設都江堰など見どころが多いです。

四川省の成都は実に楽しい街です。「安順廊橋」は高層ビルに囲まれながらもひと際、存在感を示していました。中国の歴史を感じる美しい橋と現代建築のビル、なんとも言えない好対照のライトアップに感激するばかりでした。杜甫が建築技師として成都の役所時代を過ごした故居、「杜甫草堂」の竹林の美しさは見事なものでした。市街地にあるパンダの公園の竹のトンネルのその美しさ、その趣をなんと表現すればいいのでしょうか中国の歴史を感じさせる、世界のどこにも見られないようなスターバックスの店もありました。玄関の古風な門とスタバのロゴの取り合わせがなんともユニークでした。寛窄巷子(クァンツァイハンヅ、広い路地と狭い路地の意)は清の時代の古い家屋を改装し現代風に装飾デザインした店が競い合い軒を連ねる面白い路地です。寛窄巷子はそんな路地でした。お店のデザインは現代風ながらも歴史を感じさせ、清代と現代が融合したデザイン性にも優れたドキドキする街です。レストラン、コーヒーショップ、食品店、土産物店など、お店の装飾デザインを見ているだけで時間が経つのを忘れてしまいます。寛窄巷子でお昼は四川名物の担担麺、夜は柔らかく美味しい東坡肉(トンポーロ)を食べました。お店の入り口では店の由来になった宋代の文人、東坡こと蘇軾の銅像が出迎えてくれました。値段も高くはなく手頃で、東坡肉は口の中でとろけるような味でした。

 

 

 

 

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